▽「一帯一路」了解覚書に調印した数少ないEU加盟国 さらなるパワーアップ
実際、クロアチアはバルカン半島地区の経済が発達した国であり、しっかりした経済的基盤がある。港湾施設が整い、便利な道路網と鉄道網を備え、森林資源や水資源も豊富で、観光、造船、医薬品などの産業が発達している。
在クロアチア中国大使館の劉愷・経済商務参賛はさきに発表した文章の中で、「クロアチアの投資協力環境には多くの優位性が備わる。具体的には、政局が相対的に安定して、政党政治が徐々に成熟していること。経済発展の潜在力が大きく、今後の展望が良好であること。地理的に優位な場所にあり、昔から中欧と南東欧地域へのドアの役割を果たしてきたことなどがある」と述べた。
昔から海の貿易の中継点だったクロアチアは、中国が提唱した「一帯一路」(the Belt and Road)建設に積極的に参加し、欧州連合(EU)加盟国の中で中国と「一帯一路」建設の共同推進の了解覚書に調印した数少ない国の一つになった。中国-中・東欧諸国協力(16+1協力)の参加国でもある。相対的に良好な産業の基盤を備えたクロアチアは今、海外投資を進める中国企業の視界に入りつつある。今回のW杯での活躍により、クロアチアは中国からの投資を呼び込む力をさらに増強し、特にソフト面での実力を高めてパワーアップすることが予想される。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年7月17日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn