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中国第9回北極科学観測、雪竜号が1万2300カイリを航行

人民網日本語版 2018年07月20日14:34
中国第9回北極科学観測、雪竜号が1万2300カイリを航行

中国自然資源部(省)が19日に発表した情報によると、中国第9回北極科学観測隊は20日に極地観測船「雪竜号」に乗り、上海を出発し北極の科学観測任務に向かう予定だ。科技日報が伝えた。

中国極地観測弁公室の夏立民副主任によると、雪竜号は約1万2300カイリを航行し、9月下旬に上海港に戻る。

中国第1−7回北極科学観測はいずれも科学研究プロジェクトを中心とし、第8回から業務化調査の試みを開始した。間もなく出発となる第9回科学観測では初めて両者を結びつけ、雪竜号をプラットフォームとし、国家北極業務化観測ネットワークの構築を推進する。ベーリング海、チュクチ海、北極海の高緯度海域など、中国北極観測重点エリアで業務化調査を実施することで、中国の極地業務化体系の建設を推進する。海洋水紋・気象、海氷、海洋地質、地球物理、海洋生物・生態、海洋化学などの環境要素の分布特徴を把握することで、北極圏の環境・気候などの総合評価に基礎的資料を提供する。北極高緯度海域の生態環境・漁業資源、新型環境汚染物などの北極グローバルガバナンス関連の業務調査を掘り下げ、地域と世界的な環境問題の解消を支える。北極環境の急変に関する重大な先端的科学研究を行い、海氷の状況に基づき北極中央航路調査などの活動を実施する。

今回の科学観測では、フランスや米国などの科学者を招き、海洋・環境などの実務協力を展開する。(編集YF)

「人民網日本語版」2018年7月20日

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