2018年W杯ロシア大会が閉幕し、サポーターにとって4年に1度訪れる狂喜に溢れた生活にもピリオドが打たれた。優酷、天猫、Eleme、盒馬、口碑、アリヘルスはこのほど、W杯サポーターに関するビッグデータを共同で発表した。この1ヶ月間、サポーターたちはどのように各自の「W杯タイム」を過ごしてきたのだろうか。法制晩報が伝えた。
〇飲食:頭を覚醒させる主旋律は「パンチのきいた味」
約1ヶ月間に及んだW杯、全試合が中国時間の夜から朝方にかけて行われ、午後8時から翌日午前4時が、「夜猫(夜更し)族」の新たな活動タイムとなった。
デリバリープラットフォーム「Eleme」の統計データによると、W杯観戦の主役は男性で、深夜のデリバリー注文を男女別でみると、男性が7割、女性が3割だった。「Eleme」で最も人気が高かった料理ランキングを見ると、「パンチのきいた味」が、W杯深夜観戦の主旋律となった。シシカバブ、ピリ辛チキンバーガー、ピリ辛チキンウイングの注文量が最も多く、野菜料理で唯一ランクインしたのは「酸辣土豆絲」(酸味と辛みのあるジャガイモ細切り炒め)。意外にも、饅頭(中国式蒸しパン)も深夜のデリバリーランキングに入った。サポーターは口寂しいだけではなく、本当にお腹が空いていたようだ。一方、W杯観戦夜食の基本スペックと見なされていたザリガニは、意外にもトップ10から外れた。
〇ネット観戦の主力軍は「85後」
先月14日に行われたW杯開幕戦を「優酷」のライブ放送で観戦した人は1200万人を上回った。また、同月30日夜のフランス対アルゼンチン戦は2000万人が「優酷」のライブ放送で観戦した。では、W杯観戦の主力軍は誰なのだろう?W杯観戦以外に、サポーターの娯楽スタイルにはどんなものがあるのだろう?
「優酷」の統計データによると、年齢層別では、「85後(1985年から1989年生まれ)」と「90後(1990年代生まれ)」が全体の76%を占め、ネット観戦の主力軍となった。職業別に見た場合、会社員が43%でトップ、自営業と学生がその後に続いた。地域別では、二・三線都市のサポーターが多勢を占め、全体の60%を上回った。また、モバイルインターネットのさらなる浸透・普及に伴い、「優酷」でW杯を観戦した人の約2割は、四・五線都市の住民だった。これは、一線都市の住民と肩を並べる数値となっている。
「口碑」の統計データによると、W杯開催期間中、全国のネットカフェ、カラオケ、フットマッサージなどのレジャー・娯楽施設の消費額は全体的にやや減少し、バーだけがやや増加した。消費回数の増加率を地域別にみると、重慶が76%、山東が63%、天津が62%だった。
全国規模で国民のカラオケ消費が「疲弊」状態に陥ったなか、湖南省の人々だけが相変わらず歌に熱中している状況が、統計データから明らかになった。
このほか、ドイツ、ブラジル、スペイン、アルゼンチンなどの優勝候補が続々と姿を消していく状況において、天猫のデータから、北京・江蘇・山東の住民が、天猫が発売したモバイル「W杯ハートブレイク保険」の申込量トップ3都市となった。特に、6月30日にアルゼンチンが3対4でフランスに敗れたあとは、携帯液晶画面破損保険の申込件数がピークを迎えた。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年7月18日
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