稲田にポールが1本立てられている。このポールには小型気象台と通信モジュールが搭載されており、地下と地表には各種センサーが搭載されている。AI・専門家診断システムを使うことで、正確な施肥と病虫害の防止を実現できる。このようにファーウェイは袁隆平氏が率いるチームと協力し、土壌のデジタル化管理を進めている。そして、双方の初の協力はネットで話題の「海水稲」に焦点を絞った。北京日報が伝えた。
中国のアルカリ性土壌は1億ヘクタールあるが、耕作地はわずか1.2億ヘクタールだ。袁氏のチームは現在、この1億ヘクタールのうち666万ヘクタールを理想的な稲田に改良し、さらにアルカリ性土壌に強い「海水稲」と呼ばれる稲を植えようとしている。袁氏によると、改良後の0.06ヘクタールあたりの生産量を300キロとすると、666万ヘクタールのアルカリ性土壌が食糧供給を300億キロ追加することになる。これは湖南省の通年の食糧生産量に相当し、8000万人を養うことができる。
ファーウェイの胡厚崑輪番CEOによると、アルカリ性土壌改良の核心的技術は「四次元改造法」だ。これには稲の新品種開発、植物と土壌の調節が含まれる。この方法全体の基礎となるのは「要素IoTシステム」で、ファーウェイはその建設に取り組んでいる。ファーウェイによると、同技術はアルカリ性土壌を改良するほか、現在の1.2億ヘクタールの耕作地をさらに改良できるという。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年8月21日
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