広州から深センを経由して香港地区までつなぐ広深港高速鉄道の香港地区区間が今月23日に開通した。これで、中国大陸部の高速鉄道網が香港地区にまで伸びたことになる。同鉄道を走る車両「動感号(Vibrant Express)」は、シルバーをベースに白と赤の波型のラインが入っており、車両の先頭部分の両側に施されたオレンジ色のアーチ型模様が特徴的なユニークなデザインとなっている。
広深港高速鉄道の香港地区出身の運転士には女性運転士が3人含まれており、いずれも「90後(1990年代生まれ)」。そのうちの一人である葉紫珊さん(28)は香港鉄路有限公司が運営する地下鉄・東鉄線で4年間、運転士を務め、今回、広深港高速鉄道の運転士に抜擢された。ここ1年、葉さんは訓練を受けて、膨大な専門知識や中国大陸部と香港地区の鉄道交通規則を学び、コンピテンシーや精神的コンディションのテストをクリアして、高速鉄道の操縦席に座る資格をゲットした。葉さんは、新しいミッションに胸を高ぶらせ、「地下鉄の最高時速は110キロだったけど、高速鉄道はそれよりとても速い。地下鉄の運転士から、高速鉄道の運転士に代わるというのは、新しいチャレンジで、貴重な機会」と話す。
広深港高速鉄道は、中国高速鉄道網の重要な構成部分であり、全長141キロ。うち、中国大陸部が115キロで、香港地区が26キロとなる。同鉄道開通後、北京、上海、石家荘、鄭州、武漢、長沙、杭州、南昌、福州、廈門(アモイ)、汕頭、貴陽、桂林、昆明などの中国大陸部の44駅と結ばれ、香港地区と中国大陸部の都市間のアクセスが非常に便利になる。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年9月26日
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