福建農林大学は8日、同校の明瑞光教授が率いるチームがフランス、ブラジル、タイなどの研究機関と行った「サトウキビ野生種同質倍数体ゲノム」研究の関連成果に、国際的に重大な進展があったと発表した。これはさらに、世界トップクラスのオンライン学術誌「ネイチャー・ジェネティック」で公開された。サトウキビのゲノム解析は世界初となる。中国新聞網が伝えた。
同校の厳金静党委書記によると、サトウキビは世界5位の農作物、世界で最も重要な糖分とバイオ燃料。全世界の90以上の国で栽培されており、栽培面積は2600万ヘクタールにのぼる。今回の研究成果が広く応用されれば、サトウキビの分子育種計画の実現が可能となる。また全世界のサトウキビの遺伝改良に多大な貢献を成し遂げ、サトウキビ産業の発展を力強く促進し、顕著な経済効果と社会効果を生むことになる。
明氏は、「研究チームは同質倍数体ゲノムを組み合わせる世界的な技術の難題を解消し、サトウキビ野生種ゲノムを初めて解析した。またサトウキビ野生種の一連の生物学的問題を解消し、特にサトウキビ野生種のゲノム進化、耐性、高糖、自然における群れの進化のゲノム学の基礎を解明した」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年10月9日
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