国連が8日に発表した報告書によると、地球温暖化が現在のペースで進み、しかも迅速に有効な措置を講じて温暖化を抑制しなければ、2030年から2052年までに、世界の気温は1.5度上昇すると予想されている。海外メディアの報道を引用して中国新聞網が伝えた。
国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は先週、韓国・仁川(インチョン)で総会を開き、8日に発表された報告内容に関する最終討論を展開した。
報告では、2030年以降、各国政府がかなり大規模で積極的な排出削減計画に取り組んだとしても、2015年の「パリ協定」で決められた目標をクリアすることは難しいと指摘している。各方面は、「パリ協定」において、産業革命前からの平均気温上昇を2度未満に抑えることを目指し、1.5度未満に抑える努力をすることに同意した。
地球の平均気温上昇を1.5度未満に抑えるためには、世界の二酸化炭素(CO2)排出量を2030年までに2010年比45%削減し、今世紀中に温室効果ガスの「排出ゼロ」を実現しなければならない。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年10月10日
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