精彩を放つ開会式が実現すれば、そのオリンピックは半分成功したようなものだと言える。北京冬季五輪組織員会は、2018年10月15日から12月31日までの期間、同大会の開会式演出案を国内外から公募する。同大会開会式の演出に参加したいと切望する個人、法人およびその他組織が競って応募し、開会式に知恵と力を注いでくれることを、心から歓迎している。応募要項は組織委員会公式ウェブサイト(www.beijing2022.cn)に掲載される。人民網が伝えた。
今回の開会式演出案公募では、以下のような全体条件が設けられている。
〇応募案には、北京冬季五輪のビジョンとオリンピック精神が存分に反映されていること
〇中華民族の光り輝く文化の伝承・発展が十分に反映されていること
〇新時代の党・国家事業における歴史に残る業績と歴史的変革を十分に表現し、「好ましい大国」という国際舞台における中国のイメージを確立するものであること
また全体的なスタイルとしては厳かでありながら、熱意に溢れ、楽しく、友好的といった冬季五輪の祝典ムードを醸し出すものであり、ハイテク技術を駆使することを重視し、冬季スポーツの特徴を表現したものでなければならない。また、芸術的な表現スタイルにおいては、ハイテク手段の活用を重視することで、北京冬季五輪開会式が現代中国のイメージを如実に表現すると同時に冬季五輪の特徴に富み、世界中に「素晴らしいオリンピック」の記憶を残すものであることが求められる。
ここ最近のオリンピックおよび開会式を参考とし、特に2008年北京オリンピック開会式の成功経験をベースとして、今回の公募事業には、以下3点の特徴が打ち出されている。
1.今回の開会式演出案は、全世界からの公募という形を採用、関心を持ち、参加を希望する人は誰でも応募することができる。国内外の大型文化体育活動に長らく従事したことがあり、かつ、今回の公募条件を満たす個人、法人およびその他組織はいずれも応募が可能で、北京冬季五輪を共に運営し、オリンピック理念を拡大するチャンスが得られる。
2.今回の公募における企画案は、テキスト形式で提出することが条件となっている。その目的は、「節約」という今大会の運営理念を徹底実施することと、国際オリンピック委員会(IOC)新規範の要求から、応募者のクリエイティブ制作コストを引き下げ、資金投入を節約することにある。
3.今回の公募は、優秀な企画案を募集するという目的と同時に、より多くの国際レベルを備えた革新型専門人材を発掘することで、今後、閉会式演出チームを組織する上での良好な基盤を築く狙いもある。
今回の公募は、2018年12月31日に締め切られる。組織委員会はその後、2019年1月から3月まで、審査委員会を立ち上げて応募案に対する審査を行う。一次審査と二次審査を経て、優秀案10件に絞り込む。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年10月16日
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