2018年の天猫(Tmall)の「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)グローバルカーニバルは、同日午後12時に最終的な数字が確定し、一日の取引額が2千億元(1元は約16.4円)を突破して2135億元に達した。同日の物流量は10億4200万件に達して過去最高を更新し、「一日で荷物10億個」の新時代に突入した。中国新聞社が伝えた。
今年の「ダブル11」は開始1秒後から数々の新記録を樹立した。開始早々、取引額はぐんぐん伸び、100億元に達したのは午前0時2分5秒で昨年より56秒早かった。1千億元に達したのは1時47分で昨年より7時間も早く、午後3時49分39秒には昨年の1682億元を上回った。最終的に2135億元に達し、世界の商業界における一日の取引額として初めて2千億元の大台を突破した。
億単位の消費者が同時刻に天猫にアクセスし、即決価格の「ランドローバー」車57台がほんの一瞬で売り切れ、「大益」ブランドの「千山一葉プーアル茶」は6秒で完売し、メキシコ産アボガドは数分で10万個以上が売れ、オーストラリアのレディースファッションブランド「オズラナ」は30分で取引額が同国内店舗の1ヶ月間の売上高に達した。
天猫のデータによると、午後10時の時点で、210ブランドの取引額が1億元を超え、昨年の167ブランドから大幅に増加した。国民的おやつブランド「旺旺」がコラボレーションした衣類・服飾品は1万点が5秒で売り切れ、化粧品の自然堂と業界の枠を超えて打ち出したクッションBBファンデーションは28分で2万個が完売した。
天猫「ダブル11」の影響力がオンラインとオフラインの概念を飛び越え、実体型のビジネスに大きなチャンスをもたらした。「ダブル11」当日には、中国の新小売理想之城12ヶ所でビジネス圏400ヶ所が全面的に連動して動き出し、居然之家のオフライン新小売店舗266ヶ所は午後1時9分に売上高が100億元を超えた。
天猫「ダブル11」はビジネス、決済、物流、サービスなど社会の商業インフラにとっての一大テストでもある。今年は多様な形態と業態での「分刻み配送」が徐々に新物流の常態になった。11日午前8時には、(香港・澳門<マカオ>・台湾地区を含む)国内263都市に荷物が到着し始め、このうち上海、蘇州、北京、重慶、瀋陽の消費者が受け取った荷物が最多だった「深夜に注文、朝に受け取り」のスムーズな物流を体験した消費者は例年よりも多かった。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年11月12日
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