分割払いでの買い物が消費の高度化を後押しするという新たな役割を担いつつある。若者向けの分割払いの消費を提供する金融サービスプラットフォーム・分期楽がこのほど発表したデータによると、今年の「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)当日に、同プラットフォームではイベント開始から29分で受注金額が1億元(1元は約16.3円)に達し、取引額は前年同期比200%増加した。イベント参加人数は同50%増加し、このうち95後(1995年から1999年生まれ)の消費者が60%を超えた。95後は今や80後(1980年代生まれ)と90後(1990年代生まれ)からバトンを引き継ぎ、分割払い消費の中心になっている。「北京日報」が伝えた。
統計によると、分割払いで購入される人気商品は携帯電話、デジタル製品、スポーツ用品、アウトドア用品、腕時計、アクセサリー、化粧品、靴類、衣類などで、今年の一人あたり平均消費金額は前年比約40%増加し、消費高度化のトレンドがうかがえる。今年の「ダブル11」の一人あたり平均消費額は2700元で、60%が95後だった。
95後の分割払い消費は理性的になった。統計からわかるのは、若いユーザーは分割払い消費を好むが、一部の人が考えるように「自分の支払い能力を超えた過剰な消費」はしないということだ。ほとんどが毎月の支払額を400元以内に納め、特に95後は24回払いや36回払いといった長期分割払いを選択する割合が高く、無計画な消費、衝動的な消費、過剰な消費などの理性を欠いた行動はほとんどみられない。
2018年の同プラットフォームの分割払い消費の平均客単価は630元で、他の多くのECプラットフォームを上回るが、年平均取引回数は3.79回でEC全体の平均を下回る。ユーザーは目的意識をもって分割払いの商品を利用する傾向が強いといえる。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年11月13日
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