故宮博物院は14日、「故宮中国節」、「宮囍・龍鳳呈祥」および「金榜題名」という3つのテーマ別総合クリエイティブプロジェクトをスタートした。文化財、科学技術、芸術要素をコラボさせ、イマージョンスタイルとインタラクティブスタイルという手段を用いて、旧正月の構成要素や婚礼における儀礼および科挙文化を紹介する。新華社が伝えた。
「故宮中国節」プロジェクトは、中国の伝統的祝日に基づき、故宮の豊かな旧正月文化を組み合わせ、マルチメディア展示や、シーンの再現、デジタルインタラクティブ、独創的なライティング、クリエイティブとのコラボといった手段を用いて、旧正月の伝統的風習を再現し、クリエイティブをリードする革新的な展示を推し進め、旧正月に対する人々の好ましい感情を喚起することを目指している。
「宮囍・竜鳳呈祥」プロジェクトでは、宮廷の婚礼儀式の要素を取り上げ、デジタルマルチメディアや婚礼衣装、インタラクティブ体験、空間装飾、クリエイティブグッズなどさまざまな表現形式を通じて、デジタル化された空間の創造を特色とし、アイディアに溢れたファッションショーをメインに、シリーズ化された知的財産権を有するクリエイティブグッズによって故宮の特色を展示し、さまざまな異なる角度から故宮の文化を伝え、無形文化遺産を伝承していく。
難関試験を突破するという意味の「金榜題名」プロジェクトは、若者に歓迎されるような表現スタイルと先進的な科学技術を無形文化遺産の伝承と結び付け、全国各地でイマージョンスタイルとインタラクティブスタイルのパフォーマンスを展開し、各種テーマイベントや教育・研究イベントを企画運営し、精巧さと美を備えた実用的な関連クリエイティブグッズのデザインを手掛ける。
故宮博物院の单霁翔院長は、「今後、故宮は、より多くの補充プロジェクトを吟味・精選することで、故宮文化の伝播と文化運営のためのIPの母体をより着実に構築していく」との方針を示した。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年11月16日
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