華中科技大学国家パルス強磁場科学センターが22日、64テスラのフラットトップパルス磁場強度を実現し、フラットトップパルス磁場強度の世界新記録を達成した。今回の64テスラのフラットトップパルス磁場実験で、磁性体の重量、電源のエネルギーは海外の同型磁場システムの10分の1未満で、磁場強度は米国立強磁場研究所が記録した60テスラを一気に上回った。科技日報が伝えた。
同センター長の李亮教授は、「今回実現された64テスラのフラットトップパルス磁場は、我々の技術革新の重要成果の一つだ。パルス強磁場は科学研究の需要を満たすために、高い磁場強度、フラットトップの安定性、高い繰り返し周波数といった特徴を持つ必要がある。世界のその他のパルス強磁場実験室は各種磁性体の研究により、3種の磁場を実現した。我々は電源と磁性体の共同制御を通じ、同じ実験ステーションの同じ磁性体に高強度・高安定性・高い繰り返し周波数のパルス磁場を生じさせている。これには強磁場のコア技術を全面的に確立する必要がある」と説明した。
今回64テスラのフラットトップパルス磁場を実現した磁性体は、さらに45テスラ/50ヘルツの超高繰り返し周波数を生み出し、世界の同類磁場の繰り返し周波数を100倍向上した。さらに波形と周波数は調節が容易だ。これは中国の技術が先進的であることを示している。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年11月23日
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