中国がこれまでの有人宇宙活動で回収してきた宇宙船「神舟」の有人モジュールの重さは約3.5トンだった。中国航天科技集団第五研究院第508研究所への22日の取材によると、同研究所が開発する大型集団パラシュートシステムと大積載量着陸緩衝システムを組み合わせることで、回収可能な重さを7トン以上に上げることができる。これは米国の新型宇宙船オリオンと同水準だ。科技日報が伝えた。
同研究所はヘリに7トン級の模型を吊り下げることで、中国初の大型集団パラシュートシステム及び大積載量着陸緩衝システムの空中投下実験に成功した。多くの有人宇宙事業のコア技術を検証し、主要技術指標が世界先進水準に達した。
同研究所の関係専門家によると、神舟のシングルパラシュートシステムと比べると、集団パラシュートシステムは2つの減速パラシュート、3つのメインパラシュートでつくられる。同システムはウォーム・バックアップで稼働し、各所の開閉部分によりパラシュートを開く際の圧力を弱め、各種パラシュートにかかる最大圧力をほぼ均一化することで、構造の強度のハードルを大幅に引き下げている。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年11月23日
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