中国経済なぜ好調? (2)

人民網日本語版 2019年08月02日10:23

李首席研究員は、「中国の各種市場手主体の産業チェーンは非常に整備され、工業製品の品目はそろい、200種類を超える工業製品は生産量が世界一で、中国には他国には真似の出来ない産業対応力、技術成果の移転能力、リスク対抗力が備わっている」と述べた。

また李首席研究員は、「中国の各種市場主体のうち、民間投資の意欲が非常に高まり、ミクロ経済の活力も増強している。革新・起業支援の一連の政策・措置が相次いで実施され、新たな市場主体の質も量も向上し、発展の活力が持続的に高まった。インターネットと実体経済の融合が加速するにつれて、新業態が次々登場し、新原動力が高度成長を保ち、新原動力が生産・生活スタイルを深いところで変え、中国の発展における新たな優位性を形作るとともに、経済発展に新たな活力も注入した。このほか、各種市場主体の大量出現は、雇用の安定と税収増加に向けた条件作りもした」と述べた。

李首席研究員は「注目すべきは、現在、中国の一部では新興業態、新たな経済成長源が台頭しつつあるが、基礎がまだ盤石でないことだ。一部の市場主体、特に民間企業と中小企業は一定の革新力と競争力を備えるが、資金調達の難しさやコストの高さといった多くの問題に引き続き直面する。現在、中国は各種改革の実施・定着を急ピッチで推進し、ミクロ主体の活力を絶えずかき立て、各主体が経済の持続的成長に持続的な原動力を提供するようにしなければならない」とした。

中国人民大学の劉元春副学長は、「市場主体の活力をさらにかき立てるためには、各種市場主体に『公平感』を与え、ネガティブリスト制度の全面的実施を突破口として、引き続き『放管服改革』(行政のスリム化と権限委譲、緩和と管理の結合、サービスの最適化)を深化し、サービス型政府の建設を推進しなければならない」と提案した。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年8月2日

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