中国の開放の歩みが停止したことはない (2)

人民網日本語版 2019年10月28日16:52

シンガポール国立大学法学部アジア法研究所の王江雨所長は、「『ビジネス環境最適化条例』の登場は、法律面で中国での事業設立や貿易を保障し、政府の役割転換を推進する上でプラスになる。これは長期的な意義をもった改革措置だ」と述べた。

現在、保護貿易主義が台頭し、グローバル経済の成長予測は低下を続ける。パイカウスキー氏は、「中国は世界の経済成長の主要エンジンの1つであり、そのビジネス環境の改善は中国経済成長にプラスになり、またグローバル経済の発展にも積極的な影響を与える。世界銀行の貿易指標が示すように、中国は海外からの製品輸入コストを引き下げる努力をしており、これはさらに開放を拡大しようとする中国の決意を物語る」と述べた。

日本のみずほ総合研究所のチーフエコノミストの長谷川克之氏は、「構造改革の持続的推進にともない、中国は挑戦をチャンスに変えつつある。中国はビジネス環境を絶えず改善し、たとえば監督管理の緩和、市場開放、構造改革推進などの措置を取ってきた。中国の開放拡大は世界経済の安定と発展にとって重要な意義をもつ」と述べた。

日本のオリックス株式会社の伏谷清専務執行理事は取材に応える中で、「当社は1980年代に中国に進出し、中国のビジネス環境の改善と向上には感慨深いものがある。関連する法令の公布から、各レベル政府自らの努力や実践、体験まで、いずれも中国政府のビジネス環境を重視する姿勢を深く感じさせる。優れたビジネス環境は、中国企業にも外資系企業にもウィンウィンであり、より開放的な市場環境を創出すれば、より多くの外資系企業に中国に来て発展するための選択肢を提供することになる。中国の開放の歩みはこれまで停止したことはなく、私たちは対外開放に向けた中国の固い決意を深く感じている」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年10月28日

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