このほど天津港で発生した爆発事故は、中国の危機管理のさまざまな問題を露呈した。中国ハイテク産業化研究会によると、中国初の「公共安全・防災訓練システム」が、北京市で国家科技成果の審査に合格した。同システムはソフトにより災害をシミュレートし、危機管理のフローの「実戦訓練」を実現する。問題を事前に把握することで、都市の危機管理水準を高めることができる。人民網が伝えた。
江蘇遠望神州ソフト有限公司が独自開発した同システムは、主に政府機関と特殊業界にサービスを提供する。情報集中管理、意思決定の補助、緊急指揮・調整、模擬訓練の4大機能を持つ。同システムを利用することで、自然災害、事故、公衆衛生事件、社会安全事件などの公共安全事件を効果的に予防できる。災害・事故の適切な処理、事後のスムーズな再建といった全プロセスの管理が可能だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年9月23日