2014年1月14日  
 

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朝鮮で中国映画・ドラマが人気に

 2014年01月14日13:27
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08年のスパイドラマ「潜伏 」

 朝鮮では国外の映画やドラマが人気を集め、巷の話題となっている。その理由は、朝鮮のテレビ局は他国と違い、決まった時間帯にドラマを放送することがなく、放送されるのもほとんどが朝鮮の古い映画やドラマだからだ。このため、時折海外のドラマや映画が放送されるとたちまち注目を集める。央視網が報じた。

 朝鮮で放送される国外の映画やドラマのうち、最も多いのは中国の作品だ。1990年代の映画「大決戦」などの旧作から、2012年の映画「王的盛宴(The Last Supper)」などの新作まで放送されている。最近では、趙薇(ヴィッキー・チャオ)が主演を務めた09年話題の映画「花木蘭」が、朝鮮の文芸番組を主としているチャンネルで放送され話題に。趙薇が1980年代のドラマ「還珠姫‐プリンセスのつくりかた」で「小燕子」を演じていたことを知る若者も多く、朝鮮で中国の映画やドラマがどれほど浸透しているかをうかがわせている。

 近年、朝鮮で最も流行した中国のテレビドラマと言えば、08年のスパイドラマ「潜伏」(全30話)。朝鮮で何度も再放送され、男性主人公の余則成が若い女性の間で大人気となった。中国の記者は、朝鮮の人々に「余則成を演じていた俳優・孫紅雷(スン・ホンレイ)が出演している新作ドラマはないのか」とか、「女性主人公の王翠平を演じている姚晨(ヤオ・チェン)は現在、大女優になっているのか」などとよく聞かれる。

 朝鮮で放送される中国のドラマは、「永不消逝的電波」(10年)、「毛岸英」(10年)、「鋼鉄年代」(11年)、「任長霞」(05年)など、ほとんどが真善美を発揚するものや刻苦奮闘を促すものだ。これらのドラマを、朝鮮の人々はすらすらと列挙する。近年、朝鮮に輸出される中国の映画やドラマが増加し、朝鮮の翻訳会社は吹き替えが追いつかなくなり、字幕を加えるだけで放送している作品もある。

 そのほか、旧ソ連やロシアの古い映画も朝鮮のテレビ局でよく放送されている。また、ここ数年は西洋諸国の映画も時々放送されている。例えば11年には、英国と北朝鮮の国交樹立10周年を記念し、英国の映画「ベッカムに恋して」(02年)が放送された。

 実際には、朝鮮の人々が海外の映画やドラマに触れるルートはテレビだけではない。正規のレコード店でも、多くの海外作品が販売されており、その量はテレビで放送されている作品より多い。筆者は以前、平壌(ピョンヤン)のレコード店で、英語の教材としてディズニーデジタル3D映画「トイ・ストーリー3」が販売されているのを見かけたことがある。(編集KN)

 「人民網日本語版」2014年1月14日

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