「微博」に投稿された番組エンディングの予告 |
中国中央テレビ(CCTV)は、23日午後6時24分、公式微博(ウェイボー)上に「本日の報道番組『新聞聯播』のエンディンをお見逃しなく!」という予告を投稿した。そのため、多くのネットユーザーから、「国内屈指の権威ある厳粛な報道番組で、一体どんなサプライズがあるのか?」と大きな期待が寄せられた。同番組の放送が終了した午後7時30分、サプライズの正体が「春の萌え」だったことが判明した。揚子晩報が伝えた。
報道番組のエンディングは、「本日はこれで失礼いたします。最後までご覧頂き、有難うございました」という決まり文句で終わるのが一般的だ。だが、23日の「新聞聯播」では、「小清新(静か、シンプル、上品、落ち着き、などをキーワードとする若者に人気のスタイル)」が取り入れられた。海霞、康輝の両キャスターが番組の最後に、「それでは、春の息吹を皆様とともに味わいながら、本日はお別れいたします」と挨拶した後、全国各地の「春満開」の風景が次々と放送されると同時に、「この春の陽光に負けずに、私たちも胸いっぱいに春を抱きましょう!」というキャスターのナレーションが流れた。
微博で「サプライズ」が予告されたことから、この小さな出来事がネットユーザ―の間で大きな話題となった。23日午後9時の時点で、この投稿は約7万回転送され、3万件を上回るコメントが寄せられた。ほとんとのネットユーザ―が、大事件が起こった訳ではなく、「いっぱい食わされた」と感じた一方、「堅物の『新聞聯播』に起こった小さな変化は、大衆的で良かった。『史上最も美しいエンディング』と言えるだろう」と高く評価するネットユーザーもいた。また、「これまで、映画のエンディングでしか『イースターエッグ(隠しメッセージ)』を見かけなかった。例えば、エンドクレジットが終わった後、この上なく面白いストーリーが流れる時があるが、『新聞聯播』のエンディングでこのような『イースターエッグ』が見られるとは意外だった」とのコメントもあった。このほか、「番組の最後は、予想していたほどのサプライズではなかったが、変化があるのは好ましいこと。今後もこのような小さな変化がちょくちょく起こり、我々の生活により近い番組になってくれることを望む」というコメントも少なくなかった。
同番組の最後に放送された各地の美しい「春景色」のうちの1つ、江蘇省鎮江市句容史市宝華鎮の白木蓮は、宝華山風景区鎮山の「宝」と言われている。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年3月24日