ダンス ・オーディション番組「中国好舞蹈(So You Think You Can Dance)」の放送が、19日より浙江省の 衛星テレビ・浙江衛視で始まる。香港の俳優・郭富城(アーロン・クオック)や舞踏家の金星、女優の海清などがゲスト審査員として出演し、出演者に的確なアドバイスを次々に飛ばす。「毒舌」と呼ばれる金星の出演もあり、収録現場では緊張が走る場面も。シーズン1では、中国東北地域から来た参加者と日本人参加者が一発触発の「中日対決」を繰り広げた。実際には、中国と日本には、囲碁や武術、茶道など共通の文化が数多くあり、交流や腕比べも頻繁に行われている。ただ、舞踏となると、腕比べの機会はそれほどない。新華網が報じた。
ロボットダンスの「中日対決」
今回出演したのは、日本人と中国人のハーフ・友野新さん。サングラスに黒のジャケット、黒のズボン、黒の靴と、全身黒で揃えて登場した。「野心に燃えている」という友野さんは、決してサングラスを外そうとせず、ムーンウォークを組み入れたロボットダンスを披露した。その動きは本物のロボットそっくりで、構成も完璧。観客を魅了し、会場からは黄色い声援が飛んだ。ただ、友野さんの自信の大きさが過ぎたか、ステージ下に座っていた中国東北地方から来たという三児さんが突如ステージに上がり、「挑戦状」をたたきつけた。三児さんは元々、翌日の収録に参加する予定だったが、番組監督に直談判し、友野さんと一戦交えることを提案。「タイマン」でどちらのダンスが上手いかを競うことになった。三児さんはすぐに、サングラスを小道具に、ロボットダンスを披露した。その軽快な動きと、ユーモアたっぷりのダンスに、会場の熱は最高潮に達した。ダンスが終わると、友野さんはお辞儀をしながら、三児さんを称えた。
ゲストの評価「どちらにも優れた点がある」
2人のダンスに、郭富城が「友野さんは体つきが優れている」とすると、金星が「三児のダンス構成や動きがすばらしい」と称賛するなど、ゲストらは称賛の言葉を2人に贈った。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年4月17日