ドラマ「後宮·甄嬛伝」(「宮廷の諍い女」、以下「甄嬛伝」)は2年前、視聴率の奇跡を達成した。中国で大きな業績を挙げただけでなく、日本や韓国、東南アジア全体でも人気を集めている。中国新聞網と広州日報が伝えた。
「甄嬛伝」制作グループの曹平氏によると、米国版「甄嬛伝」は6回シリーズのドラマに短縮され、今年年末に米国HBOネットワークで放映される。米国側は「甄嬛伝」放映の原因について、「甄嬛伝」は以前、米国の中国語テレビ局で放映され、高い視聴率を稼いだためと語る。曹平氏によると、当時の「甄嬛伝」は1日1回分のペースで放映され、米国では3カ月にわたって放映され、さらに2回再放送された。
中国と西洋は文化的な違いが大きく、米国版「甄嬛伝」は米国の専門家グループを招いて編集を行い、「甄嬛伝」中の中国の古典文化の真髄を可能な限り残した。米国版「甄嬛伝」はオリジナル版に比べて人物の数を減少し、人間関係をシンプルにした。
同作品のプロデューサー、鄭暁竜氏によると、「甄嬛伝」の人気は、同作品が伝える核心的な価値観やエピソードが、英語市場のみならず「甄嬛伝」のファンも含めた世界の視聴者に受け入れられたためだという。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年5月4日