微博(ウェイボー・ミニブログ)で最近「睡眠前に携帯電話で遊んではいけない」との話題が注目の的となった。「携帯電話への依存はすでにベッドにまで及んでいて、『もう寝る』というのは実は布団の中に潜り込んで引き続き携帯電話で遊ぶということ」とのツッコミが相次いでいる。中国青年報が伝えた。
中国青年報社会調査センターが先週行った3013人を対象としたネット世論調査では、回答者の85.1%が就寝前に携帯電話(スマートフォンを含む)で遊ぶ習慣があることを認めた。使用時間は10分未満が18.8%、10~30分が43.6%、30分~1時間が27.3%、1~2時間が8.2%、2時間以上が2.2%だった。
では、携帯電話で何をして遊ぶのか?1位は「ニュースを見る」(59%)、2位は「WeChatのグループチャット」、3位は「電子書籍」(37.9%)、4位は「ゲーム」(36.9%)、5位は「微博」(36.1%)、6位は「チャット」、7位は「動画」(23.5%)だった。
周知のように、就寝前に携帯電話で遊ぶのは体にとって良くない習慣だ。すでに生活に悪影響を与えているとの回答は34.9%に上った。具体的には「入眠が遅すぎる」(61.1%)、「目の調子が悪い」(59.7%)、「翌日元気がない」(29.2%)となった。「指がだるくて痛い」(23.7%)、「肌の調子が悪い」(15.8%)、「不眠」(15.3%)、「いらいらする」(8.2%)との回答もあった。
また、就寝前に携帯電話で遊ぶ習慣を止めようと思ったことがあるが、結局止められなかったとの回答が79.9%に上った。
武漢の湖北工業大学で学ぶ彭嵐さんも以前、就寝前に携帯電話を手放せず、チャットアプリで彼氏と遅くまでチャットすることが多かった。その後、ずいぶんやつれて見える理由を家族に問われて初めて、その弊害を突如意識し、就寝前には自ら携帯電話の電源を切るようにした。「今では遅くとも11時半には必ず眠るようにしています。早起きして顔色が良いのを鏡で見ると、特に嬉しくなります。携帯電話に使う時間を健康に投資するようみんなに伝えたいです。本当にその価値があります」。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年5月1日