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日本人は一生に3回の「厄」 根底には中国哲学=中国紙 (2)

中国メディアが見る日本 
晴明神社の厄除け桃。撫でると災いが消える。

 過去の伝統にしたがい、神官は参拝者に豆をまき「邪を払う」。また特製の「厄除け」お守りを授ける。お守りは一般的に木製で、人形に似ている。参拝者に代わり災難を引き受けるとの意味だ。さらに神社からお祓いを受けた木製の矢「破魔矢」、念珠、包丁、ハサミを賜り、身につけて凶を吉に変える。そのほか、櫛や手ぬぐい、自分の年齢と同じ数のお金を入れた財布などを神社に供えることで、「厄落とし」を行う。神社へ向かうほか、日本人は「厄年」には水晶、翡翠(ひすい)、トルコ石の飾り物を身につける。玉石が「邪気」を打ち破ると信じているからだ。「厄年」となった親戚や友人へのプレゼントにも習わしがあり、肌身離さず持てるもの、うろこ模様のもの、七色のものが良いとされる。たとえば男性用ならネクタイやベルト、女性用ならショール、スカーフ、ベルト、ネックレス、男女共用なら財布などが一般的に贈られる。

 日本人には悲観的な一面がある。人生は楽しみよりも苦難がずっと多く、一生は長くつらい旅路というのだ。頻繁に自然災害と戦禍にさいなまれてきた日本人は生に対する欲望がとりわけ強いため、邪を払い災いを避けることを重んじているとの見方もある。ここからも「苦境を乗り切ること」を重んじる中国の伝統哲学の面影がはっきりと見て取れる。(編集HT)

 「人民網日本語版」2013年4月3日

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