日本は、ヒロシマに落とされた原子爆弾を全人類の災いと騒ぎ立てて広め、世界中に日本を第二次大戦の被害者と意識づけることに成功した。中国はといえば、中国映画「The Flowers of War」(原題:金陵十三釵)のような品位も歴史観もない映画でハリウッドに進出した。中国国内でよく放送されているあの「反日ドラマ」も、歴史に対する基本的な尊重が欠如している。
つい最近、私はフェニックステレビを訪問した時、一つの視点を申し上げた。北京の大気環境が東京よりよくなり、中国の義務教育レベルが日本を超えた時こそが中国が日本に勝利した時だ、と。今思うと、中国と日本の間に今後勝敗関係は存在しないのかもしれない。フランスとドイツのように歴史問題で和解を得て、アジアに「アジア連合」を創りあげていけたら、それこそが本当に素晴らしいことだ。」。(編集EW)(作者:王冲。「中国青年報」エキスパート国際事務記者、コラムニスト)
「人民網日本語版」2013年8月21日