2014年2月25日  
 

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暮らしの「美しさ」が感じられる大阪の街 地元民と共に過ごす旅 (2)

中国メディアが見る日本

 2014年02月25日10:06
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 心斎橋から程近いところに道頓堀がある。ここは大阪グルメを代表するスポットであると同時に、最も興味深いナイトライフスポットや歓楽街でもある。最も有名な大きなカニの看板を見かけたら、それがグルメ街の目印だ。ここから大阪のグルメの旅が始まる。大阪には「天下の台所」という称号がある。これは以前、東洋人が必要とする生活必需品が真っ先に日本各地から大阪に持ち込まれ、その後、他国や他地域に再分配され、運ばれたことに由来している。ここは、グルメ気分を高めるもので溢れている。巨大な広告の電飾看板や街角に置かれたさまざまな彫刻、ユーモアたっぷりの記念撮影用のスタンドなど、グルメ気分を駆られずにはいられない。当然、有名な金龍ラーメンやたこ焼き、回転寿司などのさまざまな美食を逃す手はない。

 道頓堀から程近いところに法善寺がある。すぐ傍らにある法善寺横町には多くの日本伝統料理の飲食店やバーが並んでいる。この通りの歴史は明治から昭和初期にまで遡り、寄席の紅梅亭や金沢亭の黄金時代には、落語を聞きに来る人の波が絶えなかった。このため、法善寺横町は「大阪の歴史を伝える」通りと言われている。狭い石畳の小道の両側には、それぞれスタイルは異なるが、同様に洒落たバーや喫茶店、小さなレストランなどが並んでいる。地元の人たちは退社後ここに繰り出し、路行く人の波はいつも深夜まで途切れない。横町を前方に進むと、暗闇に浮かぶ「法善寺横町」の赤提灯がぼんやりと光っており、この伝統的なデザインが見る人に日本スタイルの美を感じさせる。その傍らにまつられている「水掛不動」は、長年お参りにくる人たちが水をかけるために、全身がコケで覆われている。また、法善寺にまつられている西向不動明王は、非常に霊験あらたかと言われ、年々ますます多くの人が恋愛成就や商売繁盛、健康・幸福を祈りにやってくる。

 法善寺のすぐ傍には上方浮世絵館がある。江戸時代に、大阪と京都は一般的に上方と呼ばれていた。上方浮世絵はこの地域から発祥した芸術だ。これらの木版で刷られた浮世絵のほとんが歌舞伎を題材にしたもので、過度な美化や装飾は見られず、そこには役者の真実の姿が表現されている。道頓堀界隈で唯一長期的に上方浮世絵を展示しているこの美術館は、訪れる人にまるでタイムトリップしたような感覚をもたらし、藁葺きの屋根の建物が林立していた江戸時代の道頓堀の息吹を感じさせてくれる。(編集MZ)

 「人民網日本語版」2013年2月25日

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