2014年2月24日  
 

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オバマ・ダライ会見のはかない3つの幻想

 2014年02月24日15:54
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 米国のオバマ大統領は21日、ダライ・ラマと再び会見した。誰もが知る通り、ダライ(ダライ・ラマ14世)は反中分裂活動に長年携わってきた政治亡命者であり、米国訪問の目的は2つを置いて他にない。第1に「チベット独立」という自らの主張のために至る処で「布施を請う」こと、第2に中米関係を攪乱することだ。米側が大統領とダライの会見をセットしたのも、公に表明しているようにチベットの人権状況への注視とチベットの宗教文化への尊重からでは断じてない。米国に対する理解が少しでもあれば、米国の外交政策が一貫してあからさまな利益の計算によるものであり、道義という表看板は利益を横取りするための道具に過ぎないことが分かる。だが、米国は明らかに誤算をし、非現実的な幻想を抱いている。(文:陳正石・国際問題専門家。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

 第1の誤算は、「ダライカード」を切れば中国を牽制できるという幻想だ。1950年代末のCIAによるチベット反乱(チベット蜂起)への参画・支援以来、米国はダライカードをすでに50年以上切っている。今日もなお米国は「チベット独立」勢力の大本営だ。米国の一部政治屋はダライとの連帯に熱中し、米政府の支持する全米民主主義基金は毎年議会を通じて「チベット独立」勢力に資金を提供し、チベット関連の問題を利用して中国の発展と安定を妨害している。だが今日のチベットを見てみれば、ダライ・ラマと農奴制の奴隷的酷使からとっくに脱し、経済・社会発展と人々の生活は有史以来最良の時期にあり、各族の人々はかつてない人権と自由を享受し、宗教の自由と文化・伝統が全面的に保護、継承されている。中国の発展は阻むことのできない潮流であり、チベットの素晴らしい将来が「チベット独立」勢力と西側反中勢力の意志によって左右されることもあり得ない。「ダライカード」を切り続けようとする者は、徹底的に敗北する運命にある。

 第2の誤算は、自らの利益を守る中国の揺るぎない意志と決意を見誤っていることだ。米国は中国側の忠告に耳を貸さないうえ、いわゆる「私的面会」などの言い逃れをしており、軽く扱えばその場をしのぎ、なんら悪影響を残さずに済むとの幻想を抱いている。相互尊重が中米協力に必須の原則であり、両国の戦略面の相互信頼の基礎でもあることを米側は明確に認識しなければならない。米国が中国の利益を損ない、中国国民の感情を傷つければ、中国側から厳しく非難されるだけでなく、「バタフライ効果」も生じうる。短期的には、中米間の交流・協力への打撃は必至だ。米国は中国側の利益を損なう一方で、何事もなかったかのように重要な問題で歩調を合わせ、支持するよう中国側に要求できると期待してはならない。長期的には、米側のする事なす事は中国での米国のイメージを一段と損ない、米国の戦略的意図に対する中国民衆の疑念や懸念を深める。米国は自らの誤った行為がもたらす深刻な結末を見くびってはならない。

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