「マイナス気分」を取り除く方法とは?
物事がすべて自分の思い通りになることは、万人に共通の願いだ。しかし、現実生活には、楽もあれば苦もある。病気・失望・挫折・感傷・仕事上のストレス圧力などに直面した時、心の中に「マイナス気分」が生まれる。この「マイナス気分」は、最近の職業生活やプライベート生活に問題が起こっており、それを解決する必要があることを、私たちに教えてくれている。ならば、このような「マイナス気分」を取り除くには、どうしたら良いのだろうか?生命時報が伝えた。
(1)腹を割って話す術を身につける
不快な出来事に出くわしたとき、ひとりで悶々としていないで、他人に腹を割って話すと良い。誰でも、気心の知れた友人を持っている。彼らと集い、お茶やコーヒーを飲みながら、事実を率直に伝え、自分の悩みを打ち明け、彼らの意見を聞いてみる。あるいは、いくつかの面白いエピソードを披露し合って、心ゆくまで笑えば、マイナス気分などどこかに飛んでいってしまう。
(2)大声で歌をうたう
音楽は人の良き友だ。さまざまなジャンルの音楽によって、さまざまな感情が呼び起こされる。重厚なクラシック音楽を聴くと落ち着いた厳かな気分になり、軽いタッチの軽音楽なら憂鬱さも吹き飛ぶ。森林の鳥のさえずりや海岸に打ち寄せる波など自然音の音楽は、マイナス気分を緩和するのに役立つ。音楽を聞くだけではなく、歌をうたうことの効果も大きい。親しい友人達を誘ってカラオケルームへ繰り出そう。歌っている時のリズミカルな呼吸で、緊張が解けリラックスできる。もっとも、選曲には当然、注意しなければならない。失恋した時には、苦いラブソングはゆめゆめ選んではいけない。そんなことをすれば、心の中にある感情と共鳴し、悲しみを増幅させてしまう。
(3)環境を変える
気持ちがすぐれない時は、決して部屋の中で悶々としないこと。部屋のなかでぐずぐずしていると、悪しき感情が部屋中に充満して、さらに憂鬱な気分になる。すぐに外に出て、美しい草花を愛で、鳥のさえずりや花の香りを楽しもう。あるいは、書や画をたしなむことや、川岸での魚釣りも良い。このような静かな活動は、あなたの中から怒りや悪しき感情を取り除き、静かな心理状態を取り戻すことに有益だ。
(4)大声で泣き叫ぶ
気が済むまで大声で泣き叫ぶことも、マイナス気分を解放する上で大いに役立つ。悲しい時に人が流す涙は、排毒作用を持ち、重苦しい気分を緩和する働きがあることが、医学的研究で明らかになっている。もちろん、事あるごとに泣きわめき、常に悲しんでいれば、悪しき感情はますます高まってしまう。
このほか、「服の色や感じを普段と変える」「自分にお休みをあげる」「意識的に微笑みを絶やさない」なども、マイナス気分をプラスに変える上で効果が高い。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年4月16日