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留学帰国組の就職実態に際立つ三大特徴とは?

 2014年04月04日16:11
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北京で先日開催された「2014年春季留学エリート就職説明会・ハイエンド人材就職相談会」には、大勢の就活者が詰めかけた。

 中国教育部(省)留学サービスセンターはこのほど北京で、「2013年海外留学生帰国就業報告(以下、『報告』と略)」を発表した。報告によると、海外留学から帰国した人の就業には、(1)業界別で帰国者に最も人気なのは金融業、(2)企業タイプ別で人気なのは、国有企業と外資企業、(3)帰国者が就業先を決める上で最もウェイトを置くのは、将来のキャリア発展の可能性――という3つの大きな特徴を呈しているという。人民日報海外版が報じた。

 報告によると、業界別で留学帰国者に最も人気なのは金融業界で、調査対象者の31.24%に上った。教育、情報・ソフトウェアサービス、製造業、文化・スポーツ、科学研究の各業界がこれに続いた。

 教育部留学サービスセンターの孫建明・センター長は、「この調査結果と、留学帰国者の専攻分野の分布とは、ぴったり一致している。つまり、留学先で金融関係学科を専攻した学生は、留学生全体の中でかなり高い割合を占めていた」と述べた。

 また、留学帰国者に人気を集める企業のタイプは、国有企業と外資企業であることが、調査の結果明らかになった。以下、事業単位、民間企業、大学・研究機構が続いた。調査対象となった留学帰国者のうち、創業を志す人は少なく、約2%にとどまった。

 孫センター長は、「民間企業も留学帰国者の間でかなり人気が高いことは注目すべきだ。留学帰国者のうち10%以上が民間企業への就職意向を示した」と指摘した。

 報告によると、留学帰国者が就職先を選ぶ上で最もウェイトを置くのは、「将来のキャリア発展の可能性」で、「就業地」や「給与・福利厚生」がそれに続いた。

 孫センター長は、「留学帰国者のうち、就職先を選ぶ上での最優先事項として、『将来のキャリア発展の可能性』とした人は約70%に上り、『就業地』がそれに続いた。彼らが留学先で取得した学位はさまざまだが、就業先を選ぶ上でのポイントについては、それほど大きな違いはなかった」と語った。

 留学帰国者を年齢別にみると、「23歳から30歳」が全体の91.5%を占め、うち「24歳から26歳」が約60%だった。専攻学科別で見た場合、修士・学士課程の留学帰国者は、経営管理や応用経済学など商学・社会学系の学科が主流を占めた。博士課程の留学帰国者は、生物学や化学など理工学系学科の専攻者が目立った。

 孫センター長は、「同報告は、教育部留学サービスセンターが、2013年に国内外の大学で学位を取得した学生、就職実態、就職意向調査など各種データに基づき、留学帰国者で就業した人の特徴、就業意向、就業情況を分析した結果を取りまとめたもの。作成の意図は、海外留学生、企業人事部、政府関連部門に参考情報を直接提供することにある」と述べた。(編集KM)

 「人民網日本語版」2014年4月4日

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