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湖北省 小学校の副校長が「ブタにキス」で生徒との約束果たす

 2014年04月30日13:45
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 湖北省の咸寧実験小学で28日早朝、洪耀明・副校長が全校生徒4000人を前に、子ブタにキスをした。その様子を捉えた画像が中国のネット上で拡散し、ネットユーザーの間で話題をさらっている。北京晩報が報じた。

 洪副校長によると、「豚にキス」は生徒との約束。学校の校門の前にある200メートルほどの道には、露店商人が並び、そこで食べ物などを買った学生や通行人が食べカスなどをポイ捨てし、特に早朝の登校時間帯には道がゴミだらけになっていた。そこで、生徒がマナーを身につけることを重んじる洪副校長が、3月の国旗敬礼の時間に、全校生徒を前に、「良いマナーを身につけ、校門付近の道でポイ捨てをせず、ポイ捨てをしている生徒を見かけたら注意し、道がきれいになれば、1カ月後の国旗敬礼の際、子ブタにキスする」と約束していたのだ。日々生活を共にする副校長が今回約束を果たしたため、多くの学生らは喜びの声と共に、「洪副校長は信頼できる人」と感じている。

 洪副校長の「約束」があってか、ここ1カ月、同道ではポイ捨てが激減し、景観が大幅に改善したという。そのため、洪副校長は27日に養豚業を営んでいる友人と連絡を取り、28日早朝に子ブタを学校に届けてもらった。「5キロほどの小さな豚が来るかと思っていたら、25キロくらいはあるかという豚が来た。キスする時圧力を感じたけど、豚が『協力的』でよかった」と洪副校長。

 洪副校長はさらに、「ブタにキスすることで、教師としてのイメージに影響が出ることは心配していない。キスする前に歯ブラシで豚の歯を磨き、清潔さを保つことの大切さを生徒達に伝えた。最も重要なのは、このことを通して、信頼を築くことや約束を守ることの大切さを生徒に感じてもらえたこと」と語った。 (編集KN)

 「人民網日本語版」2014年4月30日

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