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チャイナ・モバイル 飛信のテコ入れで微信に対抗 (2)

 ◆通信キャリア、多数のユーザーが流出

 4月にリリースされた飛信(ベータ版)は、「世界で最もかけ離れているのは生と死ではなく、飛信を使用している人とショートメールをせっせと書いている人だ」と宣伝した。飛信は最新のベータ版で、これまでの文字情報の他に、リアルタイムの通話とテレビ電話機能をサポートした。

 最大のチャンスが訪れた--チャイナ・モバイルが発表したこの最新バージョンに関する情報に対して、ユーザーはやや厳しい評価を下している。2011年初、飛信や翼聊などの通信キャリアが提供するIMアプリは文字情報しか送信できず、それぞれの通信ネットワーク内でしか使用できなかったが、微信はすでに通話機能によりその他の通信ツールを「秒殺」していたからだ。

 「学校の先生はEメールもショートメールも使わずに、微信による宿題配布を始めた」ある小学生の保護者は新浪ミニブログで、子供の教師が微信を使い配布した宿題の内容を写真入りで紹介した。微信はリリースから2年余りの期間内に、テレビ電話機能、グループチャットなどの新たな機能を提供し続け、すでに3億人以上のユーザーを獲得している。

 通信アナリストの付亮氏は、「テンセントなどのインターネット企業は、モバイルネットワークの時代において、試行錯誤を繰り返し、ユーザーの需要に基づく迅速な方針転換を行った。このような先進的な発想があれば、翼聊や飛信を超える商品を作れるのは当然だ。テンセントが微信をリリースしなかったとしても、他社が同じ事をしただろう。テンセントの微信は、自社のQQと競争しようとする姿勢により生まれた。インターネット企業が生まれつき持つ、このような市場至上主義の考え方は、独占的地位を占める通信キャリアには理解しにくいだろう」と指摘した。

 ◆逆襲のチャンスはあるか

 チャイナ・モバイルなどの通信キャリアは過去2年余りに渡り、伝統的な通信事業や飛信などの新事業で、1億人を上回るユーザーを失っている。通信キャリアは現在、流行のIMでインターネット企業を追いかけようとしているが、半テンポ遅れているようだ。

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