航空機リースは同市が推進する金融改革イノベーションの重要プロジェクトの一つだ。09年12月、工銀金融租賃公司が天津東疆保税港区に航空機リース会社を設立し、中国における航空機リース会社の運営モデル第一弾となった。これまでに同市で登録を終えた航空機リース会社は380社を超え、累計約600機がリース業務に従事し、取引額は全国の95%以上を占める。同市が提供する航空機リースは、現在では国内の多くの航空会社に利用されている。
天津は中国北方の製造センターであり、航空物流産業の発展に大きな可能性を与える存在だ。天津浜海国際空港の第2期工事は今年下半期に完成して引き渡し・使用へと進む予定で、そうなれば同空港の航空貨物輸送能力が着実に向上することになる。
天津には航空物流パークの建設計画もある。計画では同パークの敷地面積は7.5平方キロメートルに達し、主に航空科学技術パーク、保税物流パーク、空港物流パーク、行政教学研究開発パーク、空港国際本部基地の5つの部分で構成される。同パークでは、航空サービス、航空物流、本社ビジネス、科学技術研究開発、商業貿易サービスなどハイエンド、ハイテク、ハイインテリジェンスの現代型サービス産業を重点的に発展させる計画だ。予想では16年に入居企業が4千社を超え、従業員が10万人に迫るという。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年4月2日