アップルの脱サムスン化、中国製品の供給を要請
アップルとサムスンの係争が続き、日本・韓国・中国台湾メーカーが主に利益を獲得する中、多くの中国大陸メーカーも注目を集め始めている。
サムスンがiPadとMacBookのバッテリー供給を中止すると、アップルは中国サプライヤーの新能源科技有限公司 (Amperex Technology Limited)および天津力神電池股フン有限公司(Tianjin Lishen Battery)に対して、供給を緊急要請した。
中国IC企業・科通芯城の朱継志氏は記者に対して、「両社は高いバッテリーセル技術を持ち、これまでもアップルのその他の製品に対してバッテリーセルを提供してきた。サムスンSDIがアップルの産業チェーンから完全撤退した場合、両社がそのシェアの分前を得ることになる」と語った。
アップル産業チェーンの変化
これまでアップル製品の部品の40%を占めていた、サムスン製リチウム電池のシェアが、他社によって奪われている。一部メディアによると、これはアップルの故意の行動であり、サムスンが同社からの厳しい条件に応じなかったことに対する対応策と見られる。