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中国企業の海外進出「今が好機」人民銀副行長

 中国人民銀行(中央銀行)の易綱副行長(副総裁)は2日に北京で行われた第8回北京国際金融博覧会の2012年中国銀行業年次サミットに出席した際、数字から考えると、今は中国企業が海外進出するには相対的な好機だといえる。海外進出により中国の優れた部分が発揮され、弱い部分が補強され、中国にとっても他国にとっても利益になると発言した。「新華網」が伝えた。

 易副行長によると、ある経済学者の見方によれば、ある国の国内総生産(GDP)の一人当たり平均が5千ドルに達すると、対外投資が急速に増加するという。このルールを中国に適用すれば、中国は今年、平均GDPが6千ドルを超える見込みで、対外投資をスタートし、徐々に発展させる段階にさしかかっているといえる。

 易副行長は、「数字から考えると、今は海外進出するには相対的な好機だ」と指摘し、今では英国や米国の資産は11倍から15倍ほどの見積もり水準にとどまる。1990年代初頭の見積もり水準は40倍から50倍だったので、現在の数字は相対的に合理的だといえるという。

 易副行長によると、安価な労働力やゆとりある資本が中国の海外進出における強みだ。中国には非常に競争力の高い作業チームがあり、特に橋や道路や鉄道の補修といったインフラ建設でその力が発揮される。中国の設計チームと施工チームは非常に成熟している。弱みは資源が乏しいこと、国際販売ネットワークが充実していないことだ。海外進出により中国の優れた部分を発揮し、弱い部分を補強することができ、中国にも他国にも利益になるという。

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