2014年1月10日  
 

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13年CPIデータを読み解く 低インフレは改革に有利

 2014年01月10日14:04
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 2013年の消費者物価指数(CPI)は2.6%上昇し、工業生産者物価指数(PPI)は1.9%低下した。ここからインフレ目標がしっかりとコントロールされ、目標値の3.5%をはるかに下回ることができたことがうかがえる。全体的にみて現在の局面は「弱い成長、弱いインフレ」で中国が相対的に安定した状態にあることがわかり、正常な情況だといえる。(文:劉瑞・中国人民大学経済学院教授)

 低インフレは今年いっぱい続くとみられる。低インフレは改革に向けて相対的にゆとりのある環境を生み出し、余裕をもって改革を推進できるようになり、また都市化のコストも引き下げられることが予想される。改革にはコストを支払わなければならず、需給関係の緊張をもたらす可能性があるため、経済が過熱している時に改革を行えば、多くの問題を引き起こすことになる。今年は経済がそれほど過熱しておらず、インフレ率もそれほど高くないという有利な条件がそろっており、この条件をしっかりつかまえて、改革と都市化の推進に力を入れ、通年の経済の緩やかな進展傾向を維持し、経済の大きな浮き沈みを回避することが肝要だ。

 だが低インフレには2つの側面があり、必ずしもよい面ばかりではない。中国経済は全体として需要が弱く、企業は製品の販路を十分にもっておらず、市場には在庫が積み上がっている。このため物価が大幅に上昇することはなく、物価指数は低く抑えられている。ここからわかることは、内需の拡大にこそ力を入れるべきだということだ。昨年のPPIがマイナスだったことも、この主張を裏付けている。

 また別の視点で考えると、グローバル経済の昨年の回復ペースは遅く、国際市場の需要は振るわず、大口商品の価格が低迷している。中国は輸入大国であり、国内の物価指数は国際市場の影響を受けることになる。

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