国家統計局がこのほど発表したデータによると、2013年12月の全国の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.5%上昇し、通年では2.6%の上昇で、調整目標の3.6%を下回った。12月は18省・自治区・直轄市のCPI上昇率が全国平均を超え、3%以上のところが6カ所に上り、前月を13カ所下回った。物価は年末に大幅に低下したといえる。31省区市の12月のCPI上昇率ランキングをみると、西蔵(チベット)自治区と海南省がいずれも4.0%で首位に立ち、最下位は黒竜江省と遼寧省の1.6%だった。注目されるのは、9月に姿を消した1%台の省区市が、12月には復活して4カ所になったということだ。「中国経済網」が伝えた。
▽12月CPIは2.5% 通年では2.6%
13年の中国の経済成長率の目標値は7.5%前後、消費者物価指数の目標値は3.5%前後だった。同局のデータによると、13年の12月のCPIは2.5%、通年では2.6%で、いずれも目標値を下回った。ある試算によると、食品価格の上昇率は4.1%、住宅価格の上昇率は2.8%、家賃価格の上昇率は4.7%になるという。
▽12月 18省区のCPIが全国平均以上 3%以上は2割だけ
12月の全国31省区市のCPI上昇率をまとめると、全体では2.5%の上昇で、全国平均を超えたところは18カ所あった。この18カ所を上昇率の上位から順に並べると、西蔵、海南、天津市、湖南省、広西チワン族自治区、江西省、新疆維吾爾(ウイグル)自治区、内蒙古(モンゴル)自治区、甘粛省、福建省、雲南省、浙江省、北京市、四川省、寧夏回族自治区、広東省、陝西省、江蘇省となる。このうち3%以上のところは11月より13カ所減って6カ所となり、全体の2割にとどまった。物価水準は年末に大幅に低下したといえる。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年1月16日