調査会社・艾媒コンサルティングがこのほど発表した報告によると、中国モバイル広告市場の2013年売上高は、前年比144.3%増の25億9千万元(約440億円)に達し、今年は50億1千万元(約850億円)まで増加する見込み。京華時報が報じた。
報告の概要は以下の通り。
モバイルアプリの普及は、モバイル広告市場の発展を力強く推進した。モバイル広告は、広告を携帯アプリのプログラムに実装し、広告の大量投入と管理を実現させた。また、トラフィックを現金化することを可能とし、スポンサー、携帯電話広告エージェント、移動通信キャリア、モバイル端末メーカー、モバイル端末ユーザーによって構成される「モバイル広告産業チェーン」が形成された。
モニタリングデータを業界別にみると、中国の2013年モバイル広告の中で、広告費を最も多く投入したのは自動車業界で、全体の18.6%を占めた。日用品業界がこれに続き15.3%を占め、日用化学品、娯楽、Eコマース業界も上位に並んだ。
モバイル端末への大衆の依存度が高まるに伴い、モバイルマーケティング手法もますます多様化し、モバイル広告の発展方式は粗放型から緻密型にシフトしている。緻密型発展方式で利益率アップが見込めることから、中国モバイル広告市場は今後2年、増加傾向を維持すると予想される。売上高は、今年は50億1千万元(約850億円)、来年は74億9千万元(約1300億円)にそれぞれ達する見通し。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年1月28日