2014年4月17日  
 

中国の夢健康知恵袋 企画集 日本からニイハオ!

Apple新浪騰訊人民微信RSS
人民網日本語版>>経済

北京の重曹プロジェクトが河北へ 新たな汚染なし

 2014年04月17日13:04
  • 分かち合うへtwitter
  • 分かち合うへyahoo
  • 分かち合うへsina.com
  • 分かち合うへrenren.com
  • 分かち合うへt.qq.com

 16日に明らかになったところによると、北京凌雲建材化工有限公司が北京市で進めていた薬の原材料となる炭酸水素ナトリウム(重曹)のプロジェクトがこのほど、河北省邯鄲市の武安市に全面的に移転し、現地で新会社・新興凌雲医薬化工有限公司を設立登録することになった。

 北京凌雲は重曹の生産を主業務とする。今回のプロジェクト責任者によると、年産6万トン規模の薬原材料の重曹の研究開発基地および生産基地が武安市に建設されれば、現地の新興鋳管株式有限公司の生産過程で発生した廃ガスや余熱を循環利用するという発展に有利な条件を生かし、新興鋳管が排出した廃棄物の二酸化炭素(CO2)を利用して(北京では原炭の生産に利用されている)、石炭の消費量を5万2900トン削減し、削減率100%を達成することが可能だ。プロジェクトが完成すれば、減量化、再利用、資源化を原則として、廃ガス、排水、残渣のゼロ排出を実現できる。北京でプロジェクトを行う場合に比べ、全体としてCO2の排出量を40万トン、二酸化硫黄(SO2)を9千トン、煙塵を1万トン、それぞれ削減することができ、首都および北京市、天津市、河北省一体の大気環境の改善にプラスとなる。総合的にみて、現地の河北省で新たな汚染物質の排出を引き起こすことはないとみられる。

 北京凌雲は工場建設に時間がかかり、生産設備が老朽化してエネルギー資源の消費量も多く、さらに生産に石炭を使用することでCO2を排出し汚染度が高いこともあって、首都にはふさわしくないとされた。

 生産基地が河北に移転した後、北京にあった生産基地の跡地は数百ムー(1ムーは15分の1ヘクタール)の工業用地となり、首都の機能の配置調整に合わせて、生態環境に配慮した救急産業のモデルパークが建設される予定だ。

 プロジェクトが武安市に移転した後、北京凌雲は改良とバージョンアップを進め、世界のハイエンド重曹市場に照準を合わせて、国内市場を牽引する重曹の新製品を研究開発し、製品チェーンにも手を伸ばす計画だ。規模の点では、薬原料の重曹の年間生産量をこれまでの2万トンから6万トンと、3倍以上に増やという。経済効果の点では、新生産ラインの第一期年間生産量により年間売上高1億4千万元(約22億9500万円)、税引き前利益約5千万元(約8億1971万円)を達成し、現地で約150人の雇用を生み出すとみられる。(編集KS)

 「人民網日本語版」2014年4月17日

関連記事

コメント

最新コメント

アクセスランキング