経済界、自民の政権復帰を歓迎 与野党協調求める声も
自民党の安倍晋三総裁は16日夜、テレビ番組で「経済財政諮問会議もスタートしたい」との考えを示した。「(会議は)日銀総裁にも出席してもらうので、日銀と対話していくのも当然必要」とも述べた。
経済界からは自民の政権復帰を歓迎する一方、与野党協調を求める声も強い。
日本商工会議所の岡村正会頭(東芝相談役)が16日夜、新政権に対して「政権公約である速やかな第1弾緊急経済対策の断行から新年度予算編成へと、切れ目ない経済対策を講じてほしい」との談話を発表した。民主党には「選挙結果を分析し、党内体制を整えたうえで、国民の信頼回復に努めてほしい」と要望した。
経済同友会の長谷川閑史代表幹事(武田薬品工業社長)は談話で「決められない政治により停滞を繰り返している時間はない。与野党が国益の観点で前向きに議論し、合意形成をはかり、決断・実行する政治に転換することを望む」と求めた。
asahi.com 2012年12月17日
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