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第1子出産で離職、働く女性の半数超 厚労省調査

 働く女性の2人に1人は、第1子の出産前後に仕事を辞めていることが、2010年生まれの子を対象に厚生労働省が実施した「出生児縦断調査」で分かった。01年調査と比べると働き続ける人の割合が増えたものの、仕事と育児の両立が依然として厳しい状況がうかがえる。

 調査は、10年5月10-24日に生まれた子ども全員を対象とし、その9割近い3万8554人が回答した。

 母親のうち、第1子を出産する1年前に仕事をしていた人は全体の79%(常勤52%、パート・アルバイト24%)。そのうち、出産を機に仕事を辞めた人は54%で、01年調査(67%)より13ポイント下がった。

 常勤の母親が仕事を辞めた理由(複数回答)は、「育児に専念したいため、自発的にやめた」が41%と最多。しかし「仕事を続けたかったが、両立が難しいのでやめた」が35%、「解雇された、退職勧奨された」が11%あった。

 育児休業の取得率は母親は94%で、01年より13ポイント増えた。父親は2%で、01年の1ポイント増にとどまった。

 子どもが6カ月の時点で、保育所などの保育サービスを利用している人は5%だった。利用しない理由は「必要がない」が全体の68%だった一方で、「利用したい保育サービスに空きがない」など、利用したいのにできないという答えも16%あった。

 asahi.com 2012年12月18日

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