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東京都内の投票所で選挙ポスターの前を通り過ぎる市民(16日撮影) |
日本の第46回衆議院議員総選挙の結果が出た。日本時間17日深夜2時40分までの集計結果では全480議席中、自民党が293議席を獲得して大勝した。現与党の民主党はわずか57議席で、野田佳彦首相は民主党惨敗の責任をとって代表辞任の意向を表明した。総選挙後、自民党は右傾化の暗雲の立ちこめる日本をどの方向へ引っ張っていくのか?日本の次期政権は客観的、公正に歴史に向き合えるのか?緊張深まる周辺国との関係をどう処理するのか?世論はこれらの点に注目している。
■低い投票率--3年前より10ポイント減
ある50代の男性は「投票に間に合ってとてもよかった。自民党に投票した」と語った。民主党は実行力がないうえ、日中関係を悪化させたからだと言う。別の30代の男性は「今回は政党が非常に多いうえ、多くの政策が非常に似通っている」と指摘。投票締切の1時間前になってようやく自民党への投票を決めたという。「他の政党と比べ自民党は執政経験が豊富で、各分野の人材もいる。現在の複雑な内政と外交上の苦境を解決できるのは自民党だけだと信じている」。
総務省の発表によると、今回の投票率は59%で、3年前の総選挙を10ポイント下回った。
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