レーザー3D技術 文化遺産保護の作業時間を大幅短縮
オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)は4月13日に報告書を発表し、同機構が開発したレーザー3D製図システムは、歴史遺産の測量・製図を高速で実現するとした。新華社が伝えた。
この「Zebedee」と呼ばれるレーザー3D製図システムは、CSIROの自動化システム実験室が開発を担当した。レーザースキャンにより歴史遺産内外の詳細な測量データを獲得し、データに基づき全面的な3D建築構造および周辺環境を自動で生成することが可能だ。
同実験室の責任者であるジョナサン・ロバート博士は、「同システムは歴史文化遺産の保護にとって、重要な意義を持つ。人の手による測量・製図は手間がかかるが、同システムを利用した場合、これまで数週間かかった業務が数時間で完了できるようになる」と説明した。
CSIROは豪クイーンズランド大学と共同で、クイーンズランド州モートン湾の歴史遺産の詳細状況の測量・製図を開始した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年4月15日