国産大型旅客機・C919、補助翼の試作品が完成
中国国産大型旅客機・C919のフライト制御・油圧システム試験台に用いられる補助翼(試作品)が、このほど中国航天科工集団公司三院航天海鷹(鎮江)特殊材料有限公司で製造を完了し、中国商飛上海飛機設計研究院に正式に交付された。これは中国産大型旅客機の開発の新たな進展を意味する。人民日報が伝えた。
補助翼はC919の翼の後方エッジに取り付けられる動翼で、航空機の進行方向と高度を制御する。今回製造された試作品は、フライト制御・油圧システム試験台で用いられるモジュールで、同試験台で補助翼システムの試験を実施することになる。
この試作品は34個の複合材料部品、200個の金属部品、2000個余りの締め具によって製造されている。全面検査のデータによると、同試作品の外観・サイズ・同軸度などの指標は、いずれも使用者の品質要求を満たしている。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年11月18日