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パイナップル科学賞(3)数学賞:苦手意識の原因探求

 2014年04月22日14:14
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 世の中には数学的なセンスがないという人がおり、はっきりと苦手意識を持つ人も多い。オハイオ州立大学心理学科の王喆研究チームによると、数学への苦手意識のうち遺伝子にかかわるものは40%にすぎない。数学の教師や家庭環境、不愉快な経験などによって、子どもの数学の成績は大きく左右される。古い教えを唱えるだけの「三蔵法師型」の教師や恐ろしい「牛魔王型」の保護者、子どもをはたくはたき、70デシベルを下回ることのない叱責の声は、どんな子どもからも数学に対する自信を奪ってしまう。

 数学への苦手意識がある人は、数学と聞いただけで恐怖を覚える。2012年、スタンフォード大学の研究者は、苦手意識を持って学生が問題を解くと、解答速度が遅くなり、間違いも起こしやすくなることを発見した。この時、学生の脳内では、恐怖をつかさどる扁桃体の活動が活発化し、推論や作業記憶に関わる脳内のエリアは活発度が下がったこともわかった。簡単に言うと、これらの学生が数学の問題を見た時には、蛇や蜘蛛を見た時と同様の反応が脳内で起こっている。

 研究参加者の一人であるオハイオ州立大学心理学科のStephen Petrill教授によると、研究の目的は、誰が数学に向いていないかを定めることにではなく、数学への苦手意識の原因を理解し、心理的な障害を克服する方法を見つけることにある。苦手意識を作り出している原因がわかれば、数学を敬遠している人にも真の実力を発揮できる可能性が生まれる。(編集MA)

 「人民網日本語版」2014年4月22日

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