嘘をつく子どもは一般的に、悪い子どもだと考えられている。だがトロント大学児童研究所の李康研究チームによると、嘘は脳の高次の機能であり、子どもの認知能力の発展を示すもので、子どもの成長の一里塚であるという。子どもがついた初めての嘘は、初めて生えた乳歯や自分の足で歩いた初めての一歩と同じくらい大切で、祝うべきことだというのだ。私たちはこの成果によって、子どもの嘘をより客観的に捉えることができるようになった。科学にとっては小さな一歩だが、幼児教育理念にとっては大きな一歩となる。
ほら話が好きな子どもは、制御系の機能テストでも良好な成績を収めている。子どもが嘘をうまくつくことは、発育が正常で頭がいいことを示しており、勉強でも仕事でも余裕をもってこなせる人になる可能性が高い。
受賞チーム:復旦大学現代人類学教育部重点実験室、中国科学院マックスプランク協会計算生物学パートナー研究所 金力、汪思佳、譚婧沢ほか。(編集MA)
「人民網日本語版」2014年4月22日