中国に対してはあらゆるすきをうかがって盗聴を繰り返している。メディアの報道によると、スノーデン氏が明らかにした一連の機密文書からわかるのは、騰訊のチャットソフト・QQや中国移動のモバイルリアルタイム通信アプリ・飛信も、NASの監視下に置かれているということだ。
「デア・シュピーゲル」や米紙「ニューヨークタイムズ」のサイトによると、NASは世界2位の通信設備メーカー・華為に対する盗聴に特に力を入れており、早くも2009年初頭に華為に対して大規模な行動を開始した。華為は米シスコシステムズ社の最大のライバルとみなされており、NASの特命チームは華為のコンピューターネットワークに侵入し、1400人を超える顧客の資料とエンジニアが使用した内部研修文書のコピーに成功した。
NASは華為の電子メール記録を盗み出し、製品のソースコードも手に入れ、華為の深セン本社に侵入。華為は本社で全社員の電子メール記録を管理しているためで、NASは2009年1月から同社のほとんどの従業員の電子メールを読める状態にある。これにはもちろんトップの電子メールも含まれる。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年5月27日