スクリーン越しに撮影された「幗幗」 |
四川省雅安市にある中国パンダ保護研究センター雅安碧玉峰峡基地は26日、ジャイアントパンダ「幗幗(グオグオ)が同日午前4時51分、赤ちゃんパンダを出産したことを明らかにした。赤ちゃんパンダは、世界で今年最初に産まれたパンダとなった。中国新聞社が報じた。
産まれたばかりの赤ちゃんパンダは、赤っぽいピンク色の皮膚をしている。出産直後で母性が極めて強くなっている母親の「幗幗」が腕の中にしっかり抱き抱えているため、外からは赤ちゃんの様子がほとんど見えない。飼育員の目測によると、赤ちゃんパンダは割と体格が大きく、鳴き声もよく響いており、健康な様子という。性別や体重は当面分からない。
「幗幗」は、4月28日ごろから食欲の減退など出産が近づいている兆候が見え始めた。5月26日未明、出産の兆候があった。この数日前から、赤ちゃんパンダが無事産まれるようにと、研究センターの飼育員は不眠不休で「幗幗」の一挙一動を監視し続けていた。26日午前4時51分、ついに赤ちゃんパンダが誕生した。
母親パンダ「幗幗」は2月4日、雄パンダ「武崗」「芦芦」との間で自然交配が行われた。
その112日後、「幗幗」は無事赤ん坊を出産した。「幗幗」は2008年と2009年にも連続して双子を出産しており、名実ともに「母親パンダの鑑」となった。
「幗幗」は1996年9月14日、臥竜パンダ研究センターで誕生した。母親は香港に贈られた「佳佳」。「幗幗」は2008年、四川大地震の発生後で初めてとなる双子パンダ「平平」と「安安」を出産した。「幗幗」はこれまでに、6回の妊娠で計9頭の赤ん坊を出産している。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年5月27日