交通運輸部(交通運輸省)がこのほど行った記者会見で明らかにしたところによると、長江の江蘇省南京市下流の水深12.5メートル規模水路建設プロジェクトは順調に進行中で、第一期工事が今年6月末から7月初めにかけて完了する見込みだ。引き渡しが終われば、水深12.5メートルの水路が長江の河口から同省南通市まで伸びることになり、5万トン級の航洋船が南通港に直接出入りできるようになる。
長江流域の整備計画である「長江黄金水道」は、沿岸地域の経済発展で重要な役割を果たしており、長江経済ベルト建設の重要なよりどころとなっている。あるデータによると、2013年の長江主流の貨物輸送量は19億2千万トンに上り、内陸河川の貨物輸送量全体の60%を占めた。また沿岸地域の石炭・鉄鋼石輸送量の85%と中・上流地域の対外貿易貨物輸送量の90%を担った。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年5月23日