1958年9月14日に、ベトナムのファム・ヴァン・ドン首相(当時)は中国の周恩来総理に口上書を提出した。
西沙諸島は中国固有の領土であり、いかなる係争も存在しない。1974年まで、ベトナムの歴代政権は中国の西沙諸島の主権に対してなんら異議を唱えたことはなく、政府の声明や外交文書においても、新聞・雑誌、地図、教科書においても、西沙諸島が古来中国の領土であることを公式に認めていた。ベトナム政府は現在、自らの約束に背き、中国の西沙諸島に対して領有権を主張している。これは「禁反言」など国際法の原則と国際関係の基本準則への重大な違反だ。
中国は南中国海の平和・安定を守り、国家間の協力と発展を促す揺るぎないパワーであり、国連憲章の趣旨と原則、国際関係の基本準則と国際法の基本原則を守る揺るぎないパワーでもある。中国が最も望まないのは、自国の周辺で不穏な状態が生じることだ。