2014年7月16日  
 

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夏の「貧乏旅行の秘訣」 水筒持参、無料地図活用など

人民網日本語版 2014年07月16日13:55

 中国の各学校は既に夏休みに入ったため、旅行を計画している人も多いだろう。懐かしいにおいが漂う田舎町や青い海へ行くのもいいし、海外旅行に行って異国の情緒を味わうのもいいだろう。しかし、一番気になるのが懐事情。なるべくお金をかけずに、きれいな景色が見られるたくさんの所に行けるのが最も理想的だ。ネットユーザーらは微博(ウェイボー)や旅行サイト上で、「貧乏旅行の秘訣」を共有している。揚子晩報が報じた。

貧乏旅行の秘訣 

 ネットユーザーが寄せている貧乏旅行の秘訣は以下の通りだ。▽お土産を買う時は、出身国の豊かさの程度によって値段を変えられることがないよう、どこから来たかを店主に告げない。▽2-4人で旅行に行くと、ホテル代などが安く済むだけでなく、食事の時にいろいろな料理を味わえるので、友人を1-3人誘う▽観光スポットでは、ガイドを見付けて近くで説明を聞いていると、ガイド代も払わずにすむし、現地のことを知ることができる▽時刻表はチケットを予約する所でもらえるし、星付きホテルなら、無料の地図も配布している▽水筒を持参し、レストランや待合場所で水を足しておく▽各観光スポットで学生割引を受けることができるよう、学生証を忘れない▽ホテルのWi-Fiのパスワードをゲットし、通話料が無料ならなるべくホテルの電話を使う▽時間を無駄にしないよう、計画をきちんと立てる---。

 実際には、「貧乏旅行」は、本当にお金がないというよりも、これまでと違うスタイルで一味違う旅行を楽しむという一種の観念だ。現在、この種の旅行が人気となり、湖南省の衛星テレビ「湖南衛視」の「花児与少年」や旅行番組を放映する「旅游衛視」の「魯豫的礼物」など、各テレビ局のバラエティ番組でも取り上げられている。また、現地の「貧乏旅行攻略ガイド」を紹介して、観光客の呼び込みを図る地域も増加している。例えば、西蔵(チベット)自治区の旅行を紹介する西藏旅游百科は、微博(ウェイボー)で、無料もしくは安価な観光スポットのランキングなどを掲載して、お金をかけずに拉薩(ラサ)市を旅する方法を伝えている。おすすめスポットとなっているのは、龍王潭公園や八角街、大昭寺、西藏博物館などだ。

秘訣を実践するネットユーザー達

 中国のネット上では、これらの秘訣を使い、実際に「貧乏旅行」に出掛けたネットユーザーが、自分の体験を次々に投稿している。例えば、友人と雲南省や西藏を旅行したという、あるネットユーザー(女性)は、「交通手段は徒歩や自転車で、ユースホステルに泊まり、チケットは学生割引。挫折しそうになったこともあったが、抑えられない喜びが後押ししてくれた」と書き込んでいる。吉林省のあるネットユーザーは、「2013年9月に家を出発した。ピエロの格好をして花や風船を売って、12省、3直轄市を旅した。お金は1円も使っていない。今も旅行中」としている。また、窃盗に遭ったというあるネットユーザーは、「アルバイトをしながら旅行を続けている。徒歩の旅行から、自転車旅行に変わり、外国まで足を伸ばした」とし、この忍耐や勇気に、多くの人が称賛の言葉を送っている。(編集KN)

 「人民網日本語版」2014年7月16日

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