女性の観光旅行市場についての調査研究の結果、アジア・太平洋地域では、ビジネス旅行でもレジャー旅行でも、女性の占める割合が急速に増加している。推計によると、2030年にはこの割合の成長率が400%に達するという。「武漢晩報」が伝えた。
湖北省武漢市内の旅行会社数社を取材したところ、夏の繁忙期が到来し、若い女性がグループでツアーを組んだり、ツアーに参加したりするというのが、無視できない勢いになっている。香港地区、澳門(マカオ)地区、台湾地区など近場への旅行は、行きやすく、コストパフォーマンスが高い上に、新鮮な感じもあって、今や若い女性に大人気だ。香港ディズニーランドによると、今年5月までの顧客データをみると、大陸部の若い(18-34歳)来場者が占める割合が50%に達した。若い女性来場者の割合は35%で、ファミリーに次ぐ層となっており、女性の仲良しグループは軽視できない成長の潜在力だという。
新たな調査研究データによると、20-26歳の女性ネットユーザーは仲の良い友人数人と連れだって旅行に出かける割合が最も高く、80%以上が1度以上女性の仲良しグループで旅行したことがある。2-3日間の近場への旅行、または祝日の7日間の連休での旅行が人気だという。
「女性の仲良し」を意味する中国語の「閨密」がインターネットの人気用語になり、仲良しをテーマにしたテレビドラマや映画も盛んに作られて、ネットユーザーの旅行の概念にも一定の影響を与えている。たとえば人気の韓国ドラマ「星から来たあなた」のロケ地ツアーは、多くの女性がグループで韓国へ行き、流行の文化や観光スポットを楽しむ場合に、最もよく選ばれるコースとなっている。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年7月9日