興業銀行と民間調査機関の胡潤(フージワーフ)研究院がこのほど共同で発表した「2014年中国高資産層の心の投資白書」の統計によると、2013年末現在、個人資産が600万元(約9768万円)を超える高所得層は前年比10万人増加して290万人に達し、増加分のうち6万人あまりが北京市、上海市、広州市に住んでいる。資産1億元(約16億円)以上は同2500人増加して6万7千人に達した。中国新聞網が伝えた。
調査によると、豊かな人ほど心の満足度も高い。心の三大「投資先」は健康、旅行、教育で、社会的責任(慈善活動、環境保護、税金)、保険、信仰が続く。グルメは最大の楽しみで、次は旅行と運動だ。男性は運動と慈善活動への関心が女性より明らかに高い。1週間の平均運動時間は3時間で、一番人気があるのはジョギング、次がバドミントンと水泳だ。13年は半数以上が1回以上海外旅行に出かけ、かかった費用は平均6万4千元(約104万円)。トレーニングで自分を高めたいと思う人の割合が7割を超え、読書で自分を高めようとする人の割合が最も高く8割に達し、1週間の平均読書時間は10時間だった。
地域分布をみると、華東地域が最も多く44%に達し、華北地域は2位で23%、華南地域は3位で18%だった。省・自治区・直轄市の分布をみると、北京が最多で前年比1万5千人増加の49万人に達した。次は広東省で同1万7千人増加の48万6千人。上海市は3位で同3万人増加の42万人だった。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年5月28日